今日も秋晴れの良い天気です。福島県内の高原は今が紅葉の見頃。今日あたりは多くの方が訪れて紅葉狩りを楽しまれていることと思います。
さて、震災以来、相双の多くの行事ができなくなっていることはご承知のとおりです。震災前は双葉町では秋になると、新山秋市、産業文化祭、町総合美術展が行われていました。私の住んでいた小高区でも毎年小高区文化祭が行われていました。
その復興文化祭が3年ぶりに行われるというので、私も出かけてみました。歌や踊りのステージイベント、各種露店、文化・美術作品展、投げ餅、曲芸飛行、花火打ち上げ等数々のイベントで私たちを楽しませてくれました。26日はあいにくの雨で多くのイベントが27日に順延になりました。私が見たかった鎮魂の花火打ち上げも延期となり残念ながら見ることができませんでしたが、今日の新聞に小高の海岸に咲く見事な花火が掲載されており、復興の証を見た感じがします。

以前と同じ目抜き通りで開かれた秋まつり
さて、私が見せていただいた27日のレポートです。各種露店では、なじみのお店の方とあって話すことができたり、大きく成長した教え子が作ったハムを買ったり(偶然にも私の教え子さんがハム工場に勤務していました)、懐かしい味に舌鼓を打ちました。
ちょうど通りでは、投げ餅も行われており、ラッキーなことにおいしい紅白の餅もゲットすることができました。

通りの何個所にも設けられた櫓からの投げ餅
特に印象に残ったイベントの一つは、曲芸飛行です。初めて目にする曲芸飛行は私の住まいの目の前で展開されました。津波で流されてしまい、3年前とは全く違った風景となった田んぼや住居跡を飛ぶ飛行機に多くの観客から見入りました。ふくしま飛行協会を主宰するパイロット「室屋 義秀氏」のすばらしい飛行の技に感動し、元気をいただきました。ダイナミックでアクロバティックな演技にただただ拍手を送り、必死にシャッターを切る私でした。(室屋義秀さんのフェイスブックに、この日の小高区の写真が5枚掲載されています)
そしてもう一つ印象に残ったことは、こんなにたくさんの人が集まるのだな・・・、こんなに多くの人が小高区を懐かしく想い、復興を願っているのだな・・・ということです。
震災後、自分の家に住むことができなくなった相双地区の多くの方の望郷の想いは同じだと思います。私たちの思いが途切れないうちに、一日も早い相双の復興を願うばかりです。
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感動のアクロバット飛行
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パイロットの室屋さん